リスクの対象と保険

 

リスクの対象と保険について説明します

保険対象となる     「人的リスク」
人的リスクは、個人や企業経営者・従業員の死亡、後遺障害、傷害、病気等によって、個人や企業等が経済的損失を被るリスクです。

対応する保険には「生命保険」「医療保険」「傷害保険」「所得補償保険」「自動車人身傷害保険」等があります。

また、平均寿命の長期化により、老後に十分な生活資金を確保できず、生存中に資金が枯渇してしまうリスクもあります。これらは事故が突然起こるといったリスクではありませんが、高齢化社会の大きなリスクとなっています。
保険対象となる     「物的リスク」
建物等の不動産や家財・什器備品・製品・原材料等の動産といった有形資産が、火災や爆発、盗難、風水災、地震等による災害によって経済的損失を被るリスクです。

対応する保険には「火災保険」「動産保険」「工事保険」「運送保険」「貨物海上保険」「自動車車両保険」等があります。
保険対象となる     「情報リスク」
情報・通信技術(IT)の発展に伴い、コンピュータやネットワーク上に様々な情報資産が蓄積され伝達されています。操作ミスやサイバー攻撃により情報が漏洩したり盗まれたりあるいは棄損される事故により経済的損失を被るリスクです。

対応する保険には「サイバーセキュリティ保険」等があります。
保険対象となる     「費用・利益リスク」
人的損害や物的損害に伴って発生する、休業や利益減少によって生ずる経済的損失を被るリスクです。
また、人的・物的損害を伴わない悪天候等によるイベントの中止によって経済的損失を被るリスクもあります。

対応する保険には「所得補償保険」「休業保険」「イベント中止保険」「レジャーサービス施設費用保険」「自動車ロードサービス」などがあります。
保険対象となる     「賠償リスク」
事故により他人を死傷させたり、他人の財物を損壊させたり、休業させたり、他人の情報を漏えいしたりすることによって経済的損失を被るリスクです。

「施設業務賠償保険」「PL保険」「受託者賠償保険」「役員賠償保険」「自動車対人・対物賠償保険」「個人賠償保険」などがあります。