保険とは(保険の役割)

 

保険とは、保険料という経費で、事故災害時に返済義務のない損害資金を調達する制度です
個人や法人を取り巻く様々なリスク損害に対する、経済的備えの手段として保険があります。
保険は、個人や法人を取巻くリスクという不確定な経済的損失要素を、保険料というコストとして確定させる仕組みです。

保険とは「 一人は万人のために、万人は一人のために」という共助制度です
多くの人が保険料というお金を出し合い共有の資金プールをつくり、事故によって損失を被った方に、共有の資金プールから損失を補償する制度です
従って、保険は加入者間の公平・平等という相互扶助精神でなりたっています

保険契約の「保険者」「契約者」「被保険者」の関係
「保険者」とは、保険を引き受ける者で、保険会社と読み替えることもできます。
 (乱暴に言えば保険の胴元です)

「契約者」とは、保険会社と契約を締結する方で契約や保険料負担者で
 どんなリスクに対し何を対象とするかを判断し保険を申込み保険料を支払う方です

「被保険者」とは、通常は保険金の権利対象となる方です。
 ですから必ずしも「保険契約者」と「被保険者」は一致しません。
 父親が子供の持家の損害ために保険を契約した場合、父親が「保険契約者」となり、損害を受けた家の所有者である子供が「被保険者」となり保険会社に保険金を請求し受け取ります。
 ただし、傷害保険や生命保険では「被保険者」は、死亡時に不在となっており、死亡保険金の「保険金請求者」を別に定めることもあります、定めがない場合は相続人が受け取ります。